私は、何かしら文書を作る時や、Excelで情報をまとめたりする時のフォーマットはある程度決まっている。そのフォーマットは、基本自分がトライアンドエラーを重ねながら、設計したフォーマットであることがほとんどだ。それらのフォーマットは、それぞれのレベルが高いわけではないが、他者にダメ出しされる程のレベルでもない。
名著だと認めるような思考やライティングに関する書籍を読んだとしても、参考にする程度でそのまま反映させることはほぼない。
これは、私の作ったフォーマットが優れているとかではなく、他人の作ったフォーマットは、単純に自分の思考の過程を反映していないから、あまり使う気にならない。当然、一般のフォーマットは、誰にも扱えるように、ある程度抽象化されているから、個別的なニーズには合わない。
自分で色々なフォーマットを作ると、抜け漏れや、順序がばらけてしまう可能性がある。でも、自分で作ったフォーマットで情報を整理すると、一種の愛着のようなものがあって、特に、作業を始める時のストレスが比較的少ないと感じている。また、自分で作ったフォーマットは、改善する気持ちが強くなる。
また、人にその分析結果等を共有したときに、自分の思考のイメージを踏まえて共有することが出来るし、コメントをもらった時も、より自己意識を持てると思っている。実際に、他者からの目は改善のために有益だから、積極的にコメントを求めるようにしている。
こう考えたときに、先ほどのようなビジネス本などは、読んでいてとても興味深いけれど、私にとっては、あまり日々の作業レベルにおいては役に立っていなくて、これからもあまり読んでも意味はないと最近気付いた。(気付くのが遅かったかもしれない。)
当然、アウトプットが大切だから、どんなツールを使おうが構わないのだけれど、ストレスなく自分の思考をブラッシュアップし続けるためには設計は不可欠だと思われる。
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