ZUUHE BLOG
好きなブログ一覧
インターネットの面白さはリンクだと思います。それによって、色んな情報がつながるからです。私がブログを始めた理由が、ある良いブログを読んだからなのですが、折角なのでリンクを貼って、私が好きなブログをいくつか挙げます。好きなブログの中でも特に好きなものです。ぜひ、読んでみてください。noteも含めます。随時追加する予定。
- Quipped
このブログを始めたきっかけ。海外在住のエンジニアの方のブログ。エンジニアリングブログではなく、エッセイという感じ。サンフランシスコの情景が目に浮かぶような暖かい文章。無駄のない文体で読んでいて、知的好奇心が満たされる。
- nagabot
長島毅さんという方。企業から委託で外部CFOや労務管理など経営管理を行っていた。すでに引退し、現在建築系の大学に通っているみたいです(詳しくは日次で更新される彼のnoteにて)。この方の文章を読んだことがある人ならわかると思うけれど、私は彼の文章や思考からガンガン影響を受けてパクっている。彼の個人として強いところ、徹底的に知識・思考・設計に敬意を抱いている姿勢が好き。おそらく、彼のTwitterとnoteを一番読んでいるのは自分じゃないかと思っている。私は専門性がなく、これというポジションがない立場だからこそ、真逆のタイプの専門性がある職人的な人に魅かれるのだろうなあ。(ここに挙げるほとんどの方がバリバリ専門領域をお持ち。)
知ったきっかけは、彼がもともと共同創業者として立ち上げたGojo&Companyを知ってそこからです。
- 草葉の読書記
坂間 毅さんという研究者の方?(意図的にぼやかして書いているっぽいので、あえてここでも正確に書かない)の読書ログ。私は、エンジニアでも研究者でもないけれど、彼の文章はシャープで温かいので、こんな本があるんだなぁ、面白いなぁという感じで読んでいる。
ちなみに、プロではない人(報酬をもらって書き物として読書感想を書くわけではない人)が読書感想を書くとき、彼のように本文を正確に引用しながら、自分の考えを客観的に記述するのは非常に望ましい批評(読書感想)の型だと考えている。彼のnoteはブログよりも思考寄りで、それも楽しい。
- トーキョーハーバー/経営コンサルティングの現場から
ブログのテーマの文字通り、コンサルティングの現場での得た知見を書いているnote。大変恐縮なのだけれど、このページで挙げたお気に入りのブログの中で、最も私のブログの内容に近いと思う(彼のブログの方が示唆的であることはいうまでもない。)。彼の文章を読んで、テーマが思い浮かぶこともある。決してパクっていないが、もしかしたら似通ったロジックやテーマになっているかもしれない。当然意図しないものであるが、そうなっていたら申し訳なく思う。文体から非常にインテグリティが高い人だろうということが読み取れる。断定的な口調になりすぎない程度に、コンサルティングのプロならではの知見をまとめてくれている点が素晴らしい。文章も簡潔だ。
- タイム・コンサルタントの日誌から
偶然にも上のブログタイトルと似ているが、ある方に勧めて頂いたブログ。製造業の生産管理などのコンサルタントをされている。工学博士。企業でPMOをしたり、大学教授もされている超のつくエリートである。とはいえ、専門的知識をひけらかすような嫌味さは全くない。
私がドメイン知識がない故に、深く理解出来ない部分もあるが、プロジェクトマネジメントを中心に非常に面白い話が多い。俗っぽい言い方で恐縮だが、"THE 頭の良い人が書く文章"って感じである。読んでいるだけで文章の勉強になる。彼の体験談に基づいた話が多いのだが、その体験自体も貴重だし、着想のレベルが非常に高い。
彼自身は全く悪くないが、やや気になる点として、2003年から更新していて今も続いている当ブログはexciteブログという古いプラットフォームを用いている。だから、少し読みづらかったり、過去エントリーや関連エントリを探しづらい。ただ、そんなことは些細な問題に過ぎない。人気だしファンも多い。時代遅れのプラットフォームであっても、このレベルの文章を読めるのはありがたい。
姉妹サイトとして、マネジメントのテクノロジーを考えるがあり(exciteブログではない)、その中の考えるヒントというエッセイ集はやや専門的ではあるもののめちゃくちゃ面白い。
- 倉本圭造
倉本圭造氏もおすすめ頂いたnoteである。経営コンサルタント・思想家。彼のnoteを読んだとき、私のモヤモヤしていた考え方が明確に言語化された感じがして驚いた。
まず、キャリアがおもしろい。
彼の考え方の特徴として、"物事の白黒をはっきりつけすぎるのは良くない。対立相手を論破するだけでは、現状は変わらないのではないか?"という思想が根底にある。
彼のHPは"https://www.how-to-beat-the-usa.com/"で文字通り、いかにアメリカに勝てるか!という面白いリンクなのだけれど、内容は鼻息荒く、日本は遅れているor日本はすごい!という散々議論されているような話をトレースしているわけではない。
彼自身がマッキンゼーで米国流合理的経営を経験し、その後、ホストや訪問販売員などで日本のもっとリアルな人間模様を見た後に、船井総研で中小企業相手に伝統的な日本的コンサルティングを身に着けた。
だからこそ、例えば、米国流のすごいマネジメントを持ってきて、日本企業の古臭い非効率な経営を駆逐する!みたいなのでは絶対うまくいかないよ、という話をしている。当たり前の話なのだけれど、私の説明が下手なだけで、実際はもっと面白いので、是非彼のnoteなり本なりを読んでみてほしい。
(やや話は逸れるが、船井総研は一部で揶揄されることがあるものの、色々身の回りで話を聞いたり調べたりすると、間違いなく日本の中小企業のリアルなニーズを捉えている企業なんだなということは分かる。遅れている!本質的ではない!などと揶揄するのは簡単だけれども、ニーズがあるという事実は事実なのだから、その側面の構造を理解したいなと思う。)
彼の著書である”「みんなで豊かになる社会」はどうすれば実現するのか?”という作品も大変素晴らしかった。
2020年の年末ぐらいに彼を知って、noteも本も読んだ。実は、世界を幸せにする方法のブログはこの本をテーマに引用しながらブログを書こうと思ったのだけれど、まだ読了後すぐで自分の頭の中で整理出来ておらず、途中で方向転換した。改めて書きたい。
強者に寄り添うや、悪者は馬鹿か?で私が書きたかったがうまく言語化出来ていなったようなことが、完全に説明されていた感じがした。
彼の書いたブログだと、タイトルは過激だがこれはおすすめ。「竹中平蔵を排除するためにデービッド・アトキンソンと組む」・・・「血も涙もないネオリベモンスター」を倒すためには「血の通ったネオリベ」を味方にする必要があるという話。
- V
時雨堂というIT企業の経営者のmedium。IT業界ではコアなファンが多いはず。どんな会社なのかはgithubに素晴らしいドキュメントが上がっているので見てほしい。会社の思想→時雨堂コトハジメ、採用方針→採用方針
この会社の思想が好きだな。彼のあるブログをたまたま発見しておもしろいなと思ったのをきっかけに、そこから気になって会社について調べた。その時、先ほどのドキュメントにたどり着いて、なんて美しいドキュメントだと圧倒された。
私は休日早起きして、まだ人が少ないカフェに行って、読書したり、ネットサーフィンするのが好きなのだけれど、その時見つけて、ドキュメントを読み、フロー状態になったのを覚えている。
自分たちの思想に合う優秀な人だけで少人数精鋭のグラットな組織を作って、みんなで稼いで、公平に分ける。そして、自分たちが好きな技術コミュニティや研究者に寄付するという企業活動はとても理想的だし合理的に思える。
なんとなくこの方および時雨堂の思想は、上記2人目に挙げたnagabot氏に似ているなーと思う。ひそかな野望として、私もはやくて5年、長ければ10年後ぐらいに時雨堂やnagabot氏みたいに個人事業/事務所のような形態を取る組織を作りたいなと思う。
そのためには、高い専門性と自分の思想に合う人が必要ですね。
- ベルリンで働くITエンジニアのブログ
文字通り海外でエンジニアをやっている人のブログ。彼のブログはエッセイで、より日常的な話題が多い。最近見つけたばっかりなのであまり読めていないけど、まずタイトルのつけ方が抜群にうまい。読みたくなる。マーケターとしてもかなりの能力をお持ちのように思う。
そして、文章の随所にやさしさと他者への尊重が感じられて、心が暖かくなる。おもしろい文章をかける方ってやはり繊細で、自信の深い経験と経験に基づく解釈の幅が広いんだなと感じる。
あと、変な言い回しだけど、文章のまとめみたいなものがさくっとしているのがGood。私はなんだかんだ冗長にまとめようとする傾向があるから読んでくれる方からしたら、うぇ、っとなるかもしれないが、この方の文章はそれがなさそうで、読んでいて鬱陶しさがない。
そういえば、エンジニアは他職種と比べて、文字で発信される方が多いイメージがある(もちろん技術発信が多いことが主な要員だと思うけど)。気質としてドキュメント文化だからだろうか。文章が面白い方が多くて、ブログ好きとしてとてもうれしいな。
- 坂口恭平
本屋で、同氏の「継続するコツ」という表紙の本をみて、なんだこれとさらっと立ち読みして「これは!」と思ってすぐに購入して読んだ。
彼は、肩書としては、建築家、作家、画家、歌い手、新政府内閣総理大臣など、いろんなものがある。
それは、インチキビジネスインフルエンサーちっくな肩書というわけではない。
彼自身も躁鬱病で悩んでいる方でその特性を活かして好きなことしか出来ないから、多動的にいろんな興味があることに手をつけた結果こうなったという。
彼は、いわゆる自殺対策として厚生労働省が設置している「いのちの電話」がつながりにくいという課題から、彼は自身の電話を公開し、いつでも電話をできるようにしているらしい。
私は先ほど挙げた本を読んでから、いくつか彼のエッセイを読んで、「こんな生き方もあるのかぁ」と楽しんでいる。
進路に悩む大学生や、私のような社会不適合者の中には救われた気持ちになる人が多そうだ。
彼のエッセイは非常に読みやすく、ユーモアもあり、いい意味であっさりしているところがいい。
好きなブログを挙げてみて、私は、温かくて静かな文章が好きだなと思う。彼らのブログが私の生活の質を向上させてくれている(特に知的好奇心の面で)。この場を借りてお礼をいいたい。(ささやかなリンクを添えて)
一度このブログを見てコンタクト頂いた方にいくつかブログをおすすめしてもらったことがあり、それらのブログが非常に面白かったので、コンタクトフォームを開放してみることにしました。おすすめあれば、ご教示ください。(ブログと書きましたが、記事や書籍なども歓迎です。)
新しいブログを開拓するのって実は結構難しくて(そもそもブログを書くことにそんなにメリットがないので)、最近新しい良いブログを発掘出来ずにいます。是非お気軽に教えてくださいね。
是非、リンク先のGoogleフォームからご連絡ください。このブログにたどり着く方は、少なくとも同じような思考の要素を持っているはずなので楽しみです。
面白い文章は思いのほか見つけにくい。渇望しています。もし差し付けなければ、あなたもブログ始めてくれませんか?送っていただければ必ず読みますとも。
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