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場の目的に伴う会話

最近、職場で新しく入ってきた中途社員メンバーを歓迎する食事会みたいなものをした。その会にはその新しいメンバーと私を含めて7名集まった。

さて、この会での目的は何だろうか。

それは、新しく職場に入ってくる人について、受け入れ側が知る、職場の人と仕事の場から離れてフランクな会話することで、既存の社員と会話することに慣れてもらうというものだ。

上記のような書き方をすると、仰々しい印象を持つかもしれないが、あるべき姿としてはおおよそ間違いはないと思う。

だから、必然的にその場では、その新しいメンバーが話す時間は多くあるべきだし、それ以外も、その人についての話題や、その人の話題から派生した会話を展開することが望ましいと考えている。
何も接待をしろとか、全員が臨戦態勢でその人のことを意識するべきとかという話ではない。(ましてや、予定調和的なコミュニケーションをすべきという話でもない。)

言い換えれば、"その場の優先事項は何か"は意識されるべきだということだ。

例えば、この場で展開されるべきは、最近の仕事の悩みや、上司の悪口や、最近あった顧客についてなどではなく、その人の前職についてや、転職のきっかけ、趣味などの話がされると良いと思う。(あくまで一例だから、その人のことを知るきっかけになれば、直接その人に向けた質問でなくとも、どんな話題でも良い。誤解がないように言っておくと、仕事の悩みや、上司の悪口も、場が違えば立派な興味深い話題である。)

間違っても、内輪ノリをしたり、自分の話を必要以上に伝えたりする、というのはその場の目的に適してはいないからあまり好ましくとは思う。(その人に悪意があろうがなかろうが)

冒頭の食事会で、内輪ノリや、自分の話をしだすような雰囲気になりそうなことが何度かあり、なんとかやんわりと方向転換をした。
(私の考え方が合ってるかどうかはともかく、優先事項から考えて、中途メンバーが、まだ慣れていない環境下で、周りの人たちの話を一方的に聞かされて、よくわからない話に愛想笑いしながらうなづいている、という状況は望ましくないから避けたかった。)

何はともあれ、その会に集まったメンバーは親切で気遣いが出来る方がほとんどだったから、私が偉そうにディレクションすることもほとんどなく、良い雰囲気で会は終了したと思う。

このケースでは中途社員歓迎会の食事会を挙げたが、当然、ビジネスの会議等でも当てはまる。

会議等で、思いついた話題をとりあえず話して出し、明確な結論・アクション等もなく話しし続ける人などは周りから見ていて結構厳しいものがあるし、自覚がない分タチが悪い。(このパターンの人は指摘すると、ふてくされて黙り込んでしまう。)

自分の戒めにも、その場で優先されるべきものは何か、というのを意識しながら話すということを心掛けたい。

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