私は占いや心理テストなどの類は信用していないし、あてにもしていないけれども、ずっと前に知った、ひとつの心理テストが心に残っている。
それは、テレビで見たか、友人にされたものだったか忘れたのだけれど、とりあえず心理テストだったと思う。
"嫌いなタイプを3つあげてみてください"、という心理テストだ。
そして、その当時の私が、嫌いだな、苦手だなと考えていた3つのタイプの人を挙げたと思う。
せっかくなので、これを読んでいるあなたもやってみてほしい。
では、種明かし。
"あなたが挙げた3つのタイプは実はあなたの短所です。"というものだった。
なんだそれ、とは思ったものの、じっくり思い返してみると、"そうかもしれない"と思えてくるのが、占いや心理テストの怖いところだ。
そういった、人の弱みにつけこむ悪い人がいるから、注意しなくてはならない。
ただし、これに関しては、ずっと心に残っている。そして、個人的に面白いと思うポイントは、"嫌いなタイプ3つ"は常にその直近の出来事に左右されやすいから、頻繁に変わりうるという点だ。
実際、自分が今までの人生で関わった嫌い・苦手な人にも影響されると思うが、それがどんなに不動の人であっても、時間が経つと、ある程度印象は風化されるし、自分の価値観も変わる。
だから、その嫌いなタイプ3つが常に変わりうるので、それに伴って、心理テストのロジックによると、自分の短所も変わり続けることになる。
だから、私は定期的に嫌いなタイプを3つ本気で考えて、自分もそれにあてはまることをやってしまっていないか、を考えるようにしている。
結構具体的に嫌い・苦手な人のタイプを考える分、それが自分に跳ね返ってくるので、ちょっと気落ちしてしまうのだけれど。
そして、当然、短所というのは、開き直ることも出来るが、出来るだけ改善をしていきたいところだ。
自分の発言・態度などに対しては、常に検証を重ねていくほうがいい。断定的な考え≒完成ではない。断定的な考えを続けると、思考は一気に老化すると考えている。(停止し、成長しないという意味では、完成といえるかもしれないが...)
自分に疑いを持っているぐらいがちょうどいいのではないか。
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