最近、考え事をある人に相談していた時に、"それは簡単ではないけど、成功事例は多いですね。"と助言頂いたことがあった。
個人的に、珍しい言い回しだなと思ったのでこれについて書きたいと思う。
この助言の中身は、ある程度のリソースや、リスクは必要だけれども、計画通り狙った成果を見込みやすいやり方と換言できると思う。(また、リスクは必要といえど、相対的にはリスクが低い策といるかもしれない。) 興味深い言い回しだ。
何か施策を考える時には、色々策を練るんだけれども、当然ながらやってみないとわからない。
戦略的に何かを達成するときは、出来るだけ成果を見込んでおきたいというのが人の心理だろう。
さて、簡単/難しいと成功確率が高い/低いの二軸で切った時には以下のように分けられそうだ。
①難しい/成功確率が高い
-リソースを比較的要するが、堅実な策。
②簡単/成功確率が高い
-競争は激しいが堅実。やった場合の報酬というより、やらない場合の機会損失が高い。
③難しい/成功確率が低い
-競争はあまりないものの、リソースを比較的要するうえに、再現性がない。ただ、当たれば④よりも価値がある。
④簡単/成功確率低い
-あまり有効な施策ではないうえに、再現性もない。当たればラッキー。
となるだろう。
念のため言えば、今回のテーマが、①
そして、合意形成を得やすいのが、
② ⇨①⇨④ ⇨ ③
の順になる。(当然、組織文化による。)
逆に成功した場合、ストーリーとして面白くなりうるのが、その逆。
③ ⇨④⇨①⇨②
蛇足だが、ビジネスにおいて、業界トップが行うべき施策で、競合からすれば困る施策の順は、
①⇨②⇨③⇨④
だと私は思う。
言い換えると、徹底的に王道な施策は二番手以下としては非常に困る。
トップからすると、二番手以下が、③のようなゲリラ的なグロース施策が大当たりしてしまうのが怖いが、それに対して、変則的な施策でカウンターするのは望ましくない。隙となってしまうリスクがある。
今回は単純に面白い言い回しだなと思っただけで書き始めたので、これ以上のインサイトが思いつかないので、これで終わりにする。
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