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投下時間を意識する

知り合いに、投下時間を常に意識している人がいる。

例えば、その書類、昨日作成していたんですか?などと聞くと、

"うん、昨日6時間ぐらいかけて作成したよ"と答え、

最近、業務も落ち着いて、生活リズムも安定してきたんじゃないですか?などと聞くと、

"そうだね。だいたい、夜は10時半に寝て、朝、5時に起きるから、睡眠時間は6時間半ぐらいとれているよ"と答える。

さらに、もともと彼は、証券のセールスだったこともあって、数字に対する意識が高い。
上記のような雑談レベルの会話に加えて、"A社は売上XX億円で、時価総額は、XX億円で、PERはXXぐらい。創業者の持ち株比率はXX%"ぐらいなどと元・証券マンらしく色んな指標が頭に入っている。

今の世の中、もはやググったらたいていは答えがすぐわかるので、別に辞書的に知識があることには大した価値はないが、数字に基づいた話はイメージしやすいから聞いている側としては面白い。

一旦金融系KPIについてはともかく、作業投下時間に対する意識が高いことは素晴らしいなと思っている。

常に、業務の緊急度・優先度の意識も持っていることが考えられるだろうし、部下にも計画的に業務を振れる。

ただ、例えば、2時間以内にこれを終わらせる必要があるなどと1時間単位で終わらせる必要がある業務は私の場合はそこまで多くない。
私の場合は、日割り/週割りでやることを決めて、その日の優先度に合わせて遂行することが多い。もちろん、30分-1時間以内に出来るだけ早く終わらせないといけないなどは当然あるが、投下時間を事前に設定することは、それほど求められない。

でも、業務の振り返り時には、あまりにもこれに時間がかかりすぎているなとチェックすることは出来るから、日々どの業務にリソースを投下しているかは意識する必要があるなと思う。

いずれにせよ、業務とは、自分の頭/身体のリソースをどのように投下するかであるわけで、スキルもそれに伴って向上するわけだから、現状を正しく把握することに越したことはないのだ。

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