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テキストコミュニケーション

本筋とは関係がないが、最近2週間ほど体調が芳しくなく、生活全体のペース・質が落ちて、思考が出来なかった反動で、体調回復後はブログを更新する意欲が戻ってきた。やはり、体調が正常な時に、出来る限り思考を磨き、保つことが大切だ。

今回は、テキストコミュニケーションについて。テキストコミュニケーションというのは、非常に厳密で繊細なコミュニケーションだ。

私は、テキストコミュニケーションが好きだし、テキストコミュニケーションの方が正確な意思の疎通が出来ると考える。おおよそ、ほかの人もそうだと思う。
ビジネスにおいても、テキストコミュニケーションは最も重要な手段であることは間違いないと思う。

しかし、最近、ビジネス上でよくありがちな嫌な場面に出くわした。
私たちは、外部のパートナーに一部の業務を委託している。その外部パートナーは、社内の誰も直接会ったことはないが、いつも適切に業務のサポートをしてくれている。
そして、社内のあるメンバーが、ある仕事を委託していたのだが、まず、その委託の仕方が漠然としていた、さらに、文面からも相手への配慮があまりなされていないことが読み取れた。
つまり、悪い意味で、相手をただの作業委託先の関係性としか見ていないようなコミュニケーションの仕方だったように思えた。
その社内のメンバー自身、他意はなかったとしても、ただでさえ、直接会ったことがない委託先でハイコンテクストな関係性は期待出来ない。

一旦、私から別途その方に連絡し、フォローをしておいたが、その社内メンバーが今後改善することは期待していない。
これまでの経験上、テキストコミュニケーションにおいて、相手に配慮のあるやりとりが出来るかどうかはある程度その人の気質によるものだなとつくづく感じる。私自身が配慮の出来る人間と、おこがましいことは言いたくないが、あまりにも配慮の足らないコミュニケーションをする人が多いと思う。

発注先だからと言って、相手に任せきりな仕事の発注の仕方をするのは非常に下品だと思うし、成果物に対しても感謝を込めた適切なフィードバックを行うことは非常に大事だと考えている。
当然、必要以上に相手に恐縮する必要はないが、ただでさえテキストだけのコミュニケーションなのだから、前提は丁寧すぎるぐらい正確に伝えたり、随所に自分が何を想定しているかを相手に1to1で伝えるコメントを記載したり、テキストだとしても温度感を保ち、コミュニケーションしやすい空気感を作ったりする工夫は絶対に必要だと思う。これは、文章力は関係ない。

テキストコミュニケーションにおいては、配慮の姿勢が如実に表れる。

月並みな表現だが、相手を思いやるやさしさを持っている人を私は好きだし、そういう人と働きたいと強く思う。
むしろ、今出来ないとしても、この認識のすり合わせさえ出来ていたら、あとは場数を踏めば問題はないが、そもそも課題やミスと捉えない人は改善のしようがない。

ビジネスにおいて、人間関係はドライであるべきかどうかについての考えは個人の自由だが、テキストコミュニケーション(もはやテキストコミュニケーションに限った話ではないが)において自分が関わる相手に配慮する姿勢は常に持ち続けたいと思う。

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