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窮地、境地

ここ一ヶ月、仕事があまりうまくいかなくて、自己否定の毎日だった。改善しても改善しても沼にはまっていく感覚で、自分に何が起こっているのか分からなかった。

自己否定を続けていくと改善ポイントはたくさん出てくるが、これに毎日向き合うのは全くもって心が折れる。
やるしかないからやるけれども、本当に堪える。

カフェで考え事をして気分転換するのが好きなのだけれど、この期間はカフェに入って読書をしても、考え事をしようとしても何も手につかなかった。
満腹のときに、大皿の中華料理が目の前に現れるような、うっ、ちょっと勘弁してくれとなる感覚だ。
頭が動かず、とりあえず外の景色を眺めるしかない状態が続いた。

何も手につかないので、外の景色を見ながら、すでに何度も読んでいる本のオーディオブックを聴いていた。
改善を続けることに集中して結果を待つのみというのは頭で分かっているのだけれど、なかなか感情が整理できない。

そんな自己否定の日々がしばらく続いてたのだけれど、ある仕事で細かい改善ではなく、そもそも当たり前の前提としてあるような手法を無視して、新しい手法でやってみた。
具体的ではないが、今やってる仕事上ではあまり前例がなくリスクがあるような手法だ。

結論からいうと、それが大成功だった。そのやり方を別でもう一度トライしたらそれもうまくいった。
リスクはまだあるのだけれど、おそらく従来の手法なら失敗していた可能性がまずまずあったので、その手法をとったことは全く後悔していない。

その手法のことを今回書こうと思ったわけではなく、その結果を踏まえた気付きについて。
先ほどの自己否定が続く日々の中で、リスクのある思い切った手法を自分の判断で挑戦出来たことにとても価値があった。

薄々自分の限界を感じた中での挑戦だったので心の底から安心した。
窮地に立ってからの自己否定なしにはたどり着けない行動だったし、自己否定だけでも辿り着けない境地だったと思える。

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