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ゆっくり話すこと

私は早口である。
通常の会話が早口であり、集中力が高まったり、テンションが高くなるとより速くなる。
友人にも早口が原因で苦笑されることも多かった。
みっともないのだけれど、考えたことを早く言いたくて仕方なくなってしまうイメージだ。
だからこそ、ゆっくり話そうという意識は人一倍持つようにしている。ことビジネスにおいては特に。

さすがに数をこなすことでビジネスにおいては慣れてきたのだけれど、やはりまだ油断すると早くになってしまう。
ビジネスにおいては、早口でぺらぺら話すと自信がない印象を持たれてしまうし、場合によっては詰問するような圧を与えてしまい非常に失礼になってしまう。

情けない話なのだけれど、一度ある大企業から個人の受託案件を引き受けられるかどうかの商談中に、緊張で過剰に早口になってしまい、
「あなたの話すペースが早いため、それが自信のなさの表れなのかなと懸念してしまう」とどんぴしゃりな手厳しいフィードバックを頂いた。本当にありがたい学びであった。

最近、クライアントさんとMTGしているときに、状況としては、私からあるスキームをご提案していた。
信頼頂いているクライアントさんでもあるため、私も気兼ねなく落ち着いてプレゼンテーションを行っていた。

そうすると、一応私がご提案した通りで進むことになったのだけれど、その際に改めてゆっくり話すことの重要性を感じた。
あとで振り返って、ゆっくり話すことのポイントは何なのか自分で振り返ってみた。

結論としては、ゆっくり話すことで結論まで同じペースで思考プロセスを辿ることが出来るため納得度が上がることが重要な要素なのではないかと考えた。
もちろん、提案の内容自体がロジックが通っており、先方にとって有益な内容であることは前提なのだけれど、早口で一方的にまくし立ててしまうと、先方が思考プロセスをすっ飛ばした状態で結論だけ提示された状態になってしまう。
その結果、一旦持ち帰って検討しますとなってしまう。結果的に持ち帰ったとしても、その思考回路は伝わっていない状態になっているから、あまりいい結果も望めない。

すごく基本的な内容だけれど、ここにきて改めて学びになった。

P.S.
最後に小話で昔留学していた時に、それまで英語でしか話したことなかった日本人の方とはじめて英語で話したときに、「あ、日本語でもやっぱり早口なんだね。」と爆笑されて非常に恥ずかしかった。

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