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継続って難しい

半年前ぐらいから自分用に業務日誌をつけている。
その日にやったことと、考えていることの2セクションだけをGoogleフォームで書いて、スプレッドシートに蓄積する。
毎日やるべきなのだけれど、しょっちゅう忘れてしまう。
本ブログもそうだ。あと数か月でブログ開設から3年が経とうとするが、最近は月に3度更新すれば良い方で、月に1度も更新しないこともある。
継続は本当に難しいと思う。

そんな継続に価値があることについて、最近友人と話していて改めて身に染みたので書いてみる。

時に斬新なコンセプトで、優れた成果を出すよりも、どんな時でも安定した結果を出すこと。もっというと、価値を生まなかった日でも、とりあえず継続していることに価値がある。

シェフの気まぐれレストランというお店があったとして、文字通りきまぐれで月に1回ぐらい不定期でゲリラ開店し、めちゃくちゃ美味い料理を出すレストランか、週休固定1日でそこそこ美味い料理を出すどこにでもありそうなレストラン。

物珍しさ、コンセプトの面白さから人気が出る、知名度が上がるのは前者かもしれない。

そもそも比べる必要もないけれど、一般的に後者の方が信頼を獲得するだろう。
でも、信頼の定義は何だろう。

差別化とはなにか。
それは継続によって生まれるもの(生み出していくもの) でなければならない。

アイデアや発想段階では決して差別化出来るはずがない。

信頼の価値は継続によって生まれているもので、"お腹減ったなぁ、今日は定休日でもないし、あのお店空いているぞ" という部分にある。

同じ論理で、もしシェフの気まぐれレストランが、開店日は不定期ではあるものの、開店してみれば毎回妥協しない圧倒的なクオリティーを叩き出すことを継続していれば、それもまた信頼だ。
"あのシェフ、気まぐれには違いないんだけど、出す料理は間違いなく美味いよ。味のクオリティは他のお店には負けないよ。"

どちらにも価値があって、評価軸が違うわけである。
価値が、味のクオリティになるのか、連続営業日数になるのか、はたまた規模になるのか。

継続的に何かを行っているという時間軸で決まると言う点は同じである。

そして、それが予定されている通りに継続的に行われていることがやはり信頼性に繋がる。

予定通りに実行するのは本当に難しいと感じる。もちろん見えないことばかりなのでズレは多少あるものの、予定を立ててその通り当たり前に実行できる人、加えて継続的にそれを行える人はかなり少ない。

これはある種、矛盾した言い回しになるが、結果を出すことよりも、そのために継続するプロセス自体が難しい。(難しいというか苦しいの方が適切かもしれない。)

アイデアよりも実行ということは常識となっているものの、その実行はつまり継続することであって、その継続の難しさや価値を最近やっと腹落ちし始めた。

また、その継続はいかに習慣化出来るように普段の生活を設計するかでもあって、その習慣化をどのドメインで行うのがインパクトが大きいかという戦略の話にもなり、その戦略設計が大事という話にもなるから結局は戦略という話にもなる。うーん、難しい。
インパクトを考えると戦略の要素が一番大きな変数なのかもしれないが、継続は欠かせないし、一番苦しくて誰もやらないから差別化出来る。

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