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勘違いおじさんになりたくないなぁ

内容はタイトル通り。
これ以上、特になんのインサイトもないコラム。

年末になると、必然的に忘年会の飲み会が増える。

それは、友人同士だけでなく、直接の知り合い以外の人もいる飲み会や、取引先の飲み会もある。

いつも仲良くしている友人が主催した飲み会で、初めて会った方と仲良くなってしばらく話していた。

彼は、以下ようなことを言っていた。

「世の中おじさんばっかりだ。いくら稼いだり、社会的地位が高い人であっても、若い人がおじさんと飲みたい!って思わないよね。おじさんの話聞きたいってやついないもん。ある程度稼いだあとは、気の合う同世代で友達作って、若いコミュニティに迷惑かけないようにしなきゃね。それを自覚してないおじさん多すぎない?」

当たり前だけど、まぁたしかにそうだなぁと思った。

仕事でつながっている人たちの飲み会がつまらないというわけではない。取引先でも、誘われたら是非行きたい!と思う飲み会も多々ある。

その一方で、「俺の知り合いの経営者紹介してやる」みたいな謎の人脈自慢してくるおじさんの経営者も多く、実際に連れて行ってもらっても、もう絶望的につまらない。

つまらないのは百歩譲って問題ないとしても、「そのコミュニティにいる時間」みたいなものを彼らは若手にとって価値があると思ってるところが見てられない。
明らかに家で寝てた方がマシ。

若い人がそこにいく理由があるとしたら、仕事がもらえるなどの利害関係があるからだろうか。水商売と同じ構造。それを差し引いても、そのコミュニティはやはりつまらないのだ。

仮に受注したとしても、仕事発注してやる、みたいな態度のおじさんの仕事を受けて、いい思いをした試しがない。相手にしちゃいけない。

先日、50-60ぐらいのおじさんが、SNSで「同世代のおじさんと飲むのはつまらない。だから、出来るだけ若いヤツらと飲むようにしている」という趣旨の投稿をしていて、「あ、この人、自分もつまらないっていう自覚ないんだなぁ。他のおじさんとは違って、若い人たちは自分と飲んで楽しい、って思ってるんだろうなぁ」と感じた。

じじいになるのは避けられないことだと思うから、私もいずれそうなるだろう。

若い世代につまらない話を長々と聞かせる人間になりたくないなぁ。

みんなイヤイヤ、なんらかの利害関係があって同席しているだけなのに、自分と話すことを価値があると勘違いするイカれたじじいになりたくない。

金稼ごうが、成功してようが、一緒にいて楽しい友人などの人間関係や他人に迷惑かけず没頭し続けられる趣味の方がずっと大事なことだと思う。自分自身と付き合うことに価値があるなんて、そんな頭のおかしい幻想を抱いちゃいけない。

おじさん飲み会がつまらない、という話だけではなく、単純に謙虚な気持ちを忘れないようにしようという話でもあり、世の中高齢者がスタンダードな世の中で思いのほか "正しい"とされる明らかに間違った価値観に惑わされないようにしないとなぁ。

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