最近、瞑想を継続的に出来るようになったので、それについて。
「瞑想がいい!」「瞑想がすごい!」というのは良く見聞きしていたが、あまり納得が出来なかった。
これまでやっていた時期もあって、効果もなんとなく感じていたが、なんとなくなので心の底から納得していない感じで継続できなかった。
そしてこれからも継続できるかどうかはわからないが、納得性という点ではかなり深まったので、継続できそうだという予感がする。とはいえ、まだ1週間ぐらいだし、もし続けられなかったらまたそれについても書いてみよう。
ちなみに、瞑想に限らず、私は納得しないと継続できない。言い換えれば、腹落ち感がないと違和感が勝ってしまい、「やる意味あるんかい?」と思ってしまう。
なので、行動する前に自分を納得させることは大事で、もっといえば、自分の納得のさせ方を作る思考パターンが必要なことが多い。
少しだけ話はそれるが、周りの経営者で自分への納得がはやい人は行動も早く、結果も出ている人も多い気がする。そうした人は、自己矛盾を感じないリスクもあるかもしれないが、成功したらそのあとのPDCAもはやく、複利的成功の効果も多い。
さて、瞑想に関して一度自分を納得させようと思ったきっかけは、とある小説を読んでいたときだ。
SF作家のテッドチャンの「あなたの人生の物語」という短編小説がある。
その短編のひとつに、主人公が薬物投与により知能が高くなる話がある。イメージとして、
「アルジャーノンに花束を」のSF版と考えてもらうと分かりやすいと思う。
その主人公が、知能が高くなるにつれて、自分の思考や身体操作をメタプログラミングできるようになり、あらゆる思考が高度化していく描写がある。
なるほど、「脳のメタプログラミング」というのは良いワードだな、と思い瞑想が脳のメタプログラミングと言えるのではないかと考えた。
これまで瞑想というのは、「何も考えない」「イマココに集中する」「呼吸に意識を集中させる」みたいなイメージだけが先行されすぎて、瞑想に取り組んでも「何かが思い浮かぶこと」自体に罪悪感を感じたり、呼吸に集中できないことに対しての違和感が大きすぎて、効能を実感する手前に辛さを感じてしまい続けられなくなってしまう。
今回は、その瞑想をメタプログラミング的にアプローチする手法を自分なりに確立するために、Claudeと議論しつつ納得を得た。改めて感じたが、生成AIは新しい知識もあたえてくれるし、議論が無駄に発散したり、抽象度がバラバラになってしまうリスクが低いので非常にありがたい。たとえるならば、おびただしい専門領域のバックグラウンドを持つ大学教授が、専門知識や手段ありきではない非ポジショントーク的な議論をマンツーマンでやってくれている感覚だ。
ドキュメントにまとめたので、抜粋しつつ具体的なエッセンスを書いていく。
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・瞑想は単なるリラクゼーション技術ではなく、脳と意識のメタプログラミングとして理解できる。メタプログラミングとは、プログラムがプログラム自体を変更・最適化する能力を指す。同様に、瞑想は思考プロセス自体に対する意識的な介入であり、思考のパターンや枠組み自体を変更するためのツールである。
・「思考」と「瞑想」は対立するものではなく抽象度が違うだけであり、「プログラミング」と「OS」の関係性である。それは意識的処理と、無意識的処理の違いである。
これらは非常に納得度の高い前提であり、瞑想中に思考が浮かんだとしても問題はなく、むしろ相互強化のループがなければ、どちらも停滞するという考え方である。
上位概念ではあるが、優劣はないという点が新鮮な視点。
そのうえで、瞑想は思考する自分という「主体」とそれを観察する自分という「客観」を分けるというのが目的である。
だからこそ、仮に思考する自分、つまり分析的思考を鍛えても、メタ的思考がなければエラーが出るプログラムのように自己参照ループに陥るケースもある。その際に、観察者モードがあれば、思考を生み出すプロセス自体に注意を向け、”無意識的に” エラー修正・操作できる。このとき、分析的思考を働かせて別の視点から思考したしても、それは別のプログラムに置き換えただけであり、エラーが出てしまうので、一度観察者モードに切り替えて、自動的な反応パターンに「割り込み」をかけ、別の応答を選択する能力を養う。
逆に、OSだけをアップデートさせても、思考する「私」(分析的思考)がなければ、プログラム自体が改良されておらず、課題が解決しない。
たとえるならば、瞑想をし続けており、分析的思考を働かせてないと、「賢者が教える瞑想スクール」みたいな情報教材を騙されて買ってしまったりする可能性が高くなる。
そして、分析的思考の向上と瞑想によるメタ認知能力の向上は一連の学習ループであり、瞑想中に思考が思い浮かびすぎてしまっても、それを思考パターンの一種として認知していると認知・ラベリングするという一連の流れで学習し、全体がアップデートされる。つまりは、「失敗」ではなく「トレーニングの機会」と捉える。
瞑想の流れとしては下記のような形で5~10分から開始し、その後出来そうであれば時間を延ばす。
以下の段階的処理モデルが効果的:
認識(Recognition): 思考の存在に気づく(「あ、怒りの記憶が浮かんでいる」)
観察(Observation): 短時間(数秒間)、思考の性質を観察する
標識付け(Labeling): 思考の種類に中立的な標識を付ける(「これは過去についての思考だ」)
方向転換(Redirection): 穏やかに、しかし明確に注意を呼吸に戻す
この統合アプローチは、単純に「思考を排除する」あるいは「ただ観察し続ける」よりも効果的であり、メタ認知回路と執行制御回路の両方を発達させる。
以上。
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