友達が多いことに尽きる

結婚して子供が産まれて拠点を大阪に変えて、家と徒歩圏内にある事務所の往復で、遠方から友人が大阪に訪ねてきた際に軽く飲みに行く程度のため、ほとんど人と会わない。

そうすると、やはり新規の人と話す機会が少なくなる。もちろん仕事では初対面の方とお話しすることはあるが、新規かつ、中まで入り込むタイプの案件だったり、新規採用などでない限り、あまり新しい人と深く付き合うこともない。

あえていえば、新しい交友関係を広げるという必然性もないため、能動的にならない限りは、同じような生活を続けることになる。

大前研一が価値観をかえる3つの方法として、
付き合う人を変える
住む場所を変える
時間配分を変える

と挙げていたのを思い出す。

後半2つは大阪に引っ越して、育児もあるため取り敢えず完了とみなすとして、付き合う人は同じである。

仕事を真面目にしていれば、当たり前に仕事ができるようになるのでスキルは上がるがどちらかといえば連続的な成長に寄りがちで、非連続的なケイパビリティ面での成長の機会が少ない。

そう思ってた矢先に、数年前ぐらいに少し面識があった方とオンラインで打ち合わせする機会があった。

新規案件の紹介がてら軽くお互いのアップデートをするようなミーティングの想定だった。

彼の会社は、同業他社ではあるものの、うちとは比べ物にならないぐらい案件の規模も大きく、アウトプットのクオリティも非常に高いため、どういうオペレーションでそれら生み出しているのかを聞きたく色々質問を事前に考えて打ち合わせに臨んだ。

結果的に私が彼にインタビューするような時間になって、様々な回答をくれたわけだが、それらを1つの答えに集約するならば、彼曰く「友達が多いことに尽きる」とのことだった。

気になった人にはコンタクトして仲良くなって、なにか関連しそうな案件があったら相談して協力してもらっているとのことだそうだ。

すごく俗っぽい言い方をするならば、「豊富な人脈を生かした巻き込み力」みたいな話になるのだろうが、彼はブローカー的な営業だけをやるような立ち回りではなく、クオリティにも責任を持つような立場であり、何よりも人柄が完璧。

打算的な雰囲気もなく、いい意味で結果的にそうなったに過ぎないという印象を受けた。

ほかにも色々質問したが、不思議なことにさまざまな課題がこの要素に接続されていて、非常にユニークな解を聞けて腹落ちできた。

先に書いたように普段の生活にすでに満足しているため、交友関係を広げる必然性を感じていなかったため、この要素があらゆる面で抜け落ちていたことに気付けた良い体験だった。

P.S. 蛇足だが全く関係ない話で、先日の育児の思い出を書く。

まだ1歳にもなっていないわが子。

子供の就寝時は、グータラグという大きなマットに寝かせていて、そこに私か妻のどちらかが添い寝している (日替わり当番で添い寝していない方はベッドで寝る) 。

その日は私は夜中に作業がたまっていたので、添い寝せず、別の部屋で泣いたらすぐ気づけるように注意しながら作業をしていた。

すると、夜中にリビングから子供の夜泣きの声が聞こえた。

だいたいこういうときは、寝ぼけながら少し泣いておさまるか、親がくるまで泣き止まない。

そのときは、添い寝しているはずの私がいないことに気づいたようで、夜泣きがおさまらなかったようだった。

すぐさま作業部屋をでて、リビングに向かう。

明るいPCの作業部屋から暗いリビングに移動した私は、目が暗闇に慣れないままに、足元に注意しながら子供の声がする寝床に向かった。

すると、ペタペタペタという音が聞こえる。

どうやら子供が、ハイハイしながら、私の足音を気づき、私のほうに向かってきていたのだ。

そのまま私の足元まで辿り着いて、私が抱き上げる。

その一連の出来事に、万感胸に迫るものがあった。なんと愛おしい存在なんだろうと感じた。

少なからず、終わらないタスクに疲弊しながら夜中作業するなかで、突発的な夜泣き対応に「またか...」と少しがっかりしながら駆け付けた私に対して、なりふり構わず無邪気に泣きじゃくり、なんとか私にしがみつこうとする健気さ。

毎日新しい発見をもたらしてくれるわが子だけど、この出来事は最近の中でも特に印象的な出来事だった。

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