先日、「なぜ簡単に知識が簡単に手に入らないんだろう」というブログを書いた。それに関連するブログ。
何か新しいスキルを学びたいと感じたとき、どうやって学ぶか。
世の中には無料 (or 安価な) 学習素材はあるが、自分の目的に応じて体系的に学習の道筋を示してくれるものはない。
何もわからないからといってスクールに通えば、有益者が優秀な学習コンテンツを作ってくれているため、ただそれをこなせば一定のレベルにはなる(はずである)。
しかし、目的に応じた学習にならない、自分にあった学習コンテンツではない、お金や時間がかかりすぎるといったデメリットがある。
だから、試しに自分で作ってみようと考えた。
しかし、世の中にWebの記事やYoutubeやらUdemyなどの学習のための動画プラットフォームのおかげで、有益な学習素材はある。
体系的なロードマップはないけど、パーツはあるようなイメージ。
自分でロードマップを作って、パーツを自分でかき集めれば、無料で済む。
学んだことも、資料に反映すれば、自分だけの教材でもあるし、ノートにもなる。
これで、自分だけのスクールが出来上がる。
スクールとあえて言ったのも、おそらく基本的に世の中のスクールは同じような感じで作っているからだ。
世の中のスクールも完全独自オリジナルなどは基本ないはずで、教える人が「誰か」であることに価値があるような超属人的なスクールならまだしも、MBAもデザインスクールもプログラミングスクールも、世の中には既存の学習がありあまるぐらいあるわけだから、それをかき集めるだけでも最低限の学習素材は出来上がるはずだ。
とはいえ、何を学ぶにしても、実践は必要だから、そのフィードバック体験も事前に設計しておく。
顧客やメンターにフィードバックをしてもらい経験を積むことが必要。
お金を払うのか、逆にお金をもらいながら仕事としてやるのかは必要だと思うが、いずれにせよフィードバック設計(誰に、どういう点をフィードバックしてもらって、どういうスキル向上に努めるのかなど) は事前にしておくといいと思う。
さて、具体的に言うと、私は今回ChatGPTに質問して、自分の目的にあったテーマを曼荼羅チャートにスキルを切り分けて細分化する方法をとった。
また、そのスキルをどう磨くか、という基礎学習ロードマップを作った。
(ex: 具体的な事例を模倣をしてトレースする -> 実例に近いテストをしてみるフェーズ -> 実際にプロジェクトとして学ぶ など)
このとき、それぞれのフェーズが何をもってクリアとするかは仮でいいから設定しておく。
というのも、今回これを作ってみて思ったのは、図らずとも今メンターをつけて、とある領域について深く学んでいるのだけれど、ずっと基礎学習が続いている感じがして退屈に感じていたことが多かった。
基礎学習のフェーズで、学ぼうとするといくらでも学べるので、フェーズを分けてクリアとしてさっさと次のフェーズに行かないといけないなと反省した。
そして、いつまでたっても、知識を身に着けたいと基礎学習フェーズに戻ってしまうとよくない。
全体の流れをまとめておこう。
まず初めに、私が取り組んだのは「学びたいことを明確にする」というステップです。
どんなスキルを伸ばしたいのか、どんな成果を得たいのかを具体的に言語化する。
特に、どんな用途で自分にとってどんなメリットがあるものを、どのレベルで仕上げたいのかを言語化すること。
次に、ChatGPTに「どのようにしてXXXを効率よく学ぶか?」を相談しました。
プロンプトは一応うまく出力できそうな方法を調べて、それで試してみるのがおすすめ。
情報の整理と客観的視点の獲得をする。
自分一人では気付かない視点や方法をChatGPTが提示してくれることで、学びの計画をより広い視野で捉えることができました。
ChatGPTのアドバイスのアウトプットを曼荼羅チャートでまとめながらスプシにまとめる。
曼荼羅チャートで一旦網羅的に整理することで、ここはもうわかったから大丈夫とか、これは優先度高そうかがわかる。
曼荼羅チャートでスキルを分解した後、それぞれのスキルに対して、具体的に「何を」「どの順番で」学ぶべきかを計画する。
どこから手を付ければいいか、何を優先的に学ぶべきかが明確になり、効率的に学習を進められるようになる。
次に、その内容をもとに、研修資料としてまとめる作業に入りました。
Google Slideにまとめたけど、なんでもいいと思う。
この資料には、各スキルごとの学習目標、学習手順、達成基準を明確に記載しました。
自分向けに作成した資料なので、わかりやすく、実践的な内容に仕上がりました。
知人にテストにつきあってもらったり、お金を払ってメンターを雇ったり、仕事を受けたりしながら学ぶ。
今回学んだ領域は、既存のプロジェクトでそのまま活かせそうだったので、経験という意味での実践は問題なさそうだったが、品質を高めるためにメンターになり得そうな人にお金を払ってフィードバックをみてもらった。
以上。
実際にそれを実務に耐えうるまで経験ないし、それに伴うフィードバックは必要だが、自分向けに研修資料を作る体験自体が楽しい。
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