ここ1年ほど睡眠をかなり重要視している。
昔から、睡眠時間は長いタイプだと自覚していたが、仕事の忙しさにかまけて、睡眠を優先していない生活が長かった。とりあえず、寝れるときに寝るようなイメージ。

習慣を見直すきっかけは、1年ほど前に 「睡眠改善をうけてみた」に書いたような知人とのお話がきっかけ。
睡眠をしっかりとっていないと、やはり脳の負荷が大きくなりすぎる。
事実、短時間の睡眠でも、コンディションが常に良好で、バイタリティー高く仕事などに取り組める人がいることは知っている。素直に羨ましいなとは思うし、憧れて真似た時期もたしかにあったが、無理だ。

私の場合、変数としては、「睡眠の質」という朝起きた瞬間もたしかに大事だが、睡眠時間がやはり一番大きなインパクトを持ち、ほかにも12時前には寝るという入眠時間や、入眠前のルーティン(デジタルデトックス)などがある。

いまは気分が落ち込んだり、イライラしたり、体調の不調を感じたときに、原因をつきつめるとだいたい「睡眠不足」にたどり着くだろうと考える。

いわば、「睡眠教」といってもおおげさではなく、良いことがあっても悪いことがあっても、それは睡眠がトリガーとなっているという考え方。

また、それにちなんで、気づいたことがある。

たとえば、午前5時におきて、午前5:30 から正午まで作業する。(このブログを書いているのも、午前6:00。基本、午前には一切MTGをいれない。)
12時頃までにタスクを完遂させると、もうある程度作業に没頭するための集中力みたいなものがなくなってしまう。
日が落ちてくる夕方ぐらいまでは回復しない。

つまりは集中力は有限で、瞑想や運動やお風呂などでやや回復するが、リセットはされない。

午後はMTGをするか、運動したり、買い物に行ったり、掃除したりする。
MTGも集中力を使うかもしれないが、ひとりで作業するのとは違って、思考が発散したりするから、リラックス的な効果もあるし、単純に会話することでストレスが軽減されることもある。(もちろん、MTGによる。)

もう夜になってきたら、また作業をまとまって行い、明日の業務の準備を始める。
たまに会食や移動などで夜になってでかけたりすると、もうどっと疲れがたまってきて、イライラしてきたりするので、「あぁ、イライラしているから睡眠が足りてない、もう寝なきゃ」となる。

酒も最近やめた。特別な日でない限り飲まない。会食はお酒がなくても問題ないということになぜもっと早く気付かなかったかもわからない。

そして、集中力が有限であるように、テンションも有限なものであるとも思う。
仕事がうまくいっても、喜びすぎないことが大事なことに思える。

私はマーケティング関連の仕事が多いので、たとえば集客がうまくいったり、クライアントに感謝されると心の底からうれしい。
だが、一種のドーパミン的なうれしさであって、気分が上がりすぎるようなきらいがある。
経験的に、感情にはバイオリズムみたいなものがあるので、気分があがると、その分下がるように感じる。
そのため、気分もあげすぎない。

振り返ると、「気分を上げることがいいこと」と考えすぎていたかもしれない。少なくとも悪いことではないことはたしかだし、人といるときはたしかに重要だと思う。
でも、気分が下がっているからといって、良い状態にもっていこうと過食したり、何かを買ったりしたり、運動したりしても、やや本質的ではないかもしれないこともたしかだ。

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